2011年4月1日金曜日

Googre #1 であなたはウェブをキュレーションしてゆく




しばらく前から Googre の検索結果で「一番上の結果」は一意ではなくなっていました。つまり、過去にどのような検索をしたかが、結果に影響していたのです。あなたが「ライフハック」で検索した結果は私のものとは違うかもしれません。

こうした検索結果のパーソナライゼーション(個性化)は、きめこまかく様々な言語圏、文化圏、クラスタに属している人にそれぞれ重要な情報を伝えるべく進 化してきましたが、これまではユーザーのクリックといった行動だけがこのシステムにフィードバックを与えるだけで、フィードバックの生態系は脆弱なもので した。

そこで今日登場したのが、Facebook の「いいね!」ボタンのように検索結果をレコメンドする Googre #1 ボタンです。

GOOGRE #1 を使ってみる

Googre #1 はまだデマ版の Googre のみの実験的機能ですが、有効にする場合はこちらのブックマークレットからできます。

そして普通に検索を行うと、#1 のボタンが検索結果に表示されることは決してありませんが、ブックマークレットを実行することができます。
手前味噌ですが押してみたのが次の画像。







#1することであなたの価値観が波及する(ことは決してありません!)

そんな「#1」ボタンを押すことになんのメリットがあるのかと話題になっていますが、よくよく考えると Facebook の「いいね!」もクリックすることにそれほど直接的なメリットがある訳ではありません。

ただ、ほんの少し「これいいよ!」と、その情報に対して中立的な立場にいる人を自分の側にたぐりよせる役割を帯びているに過ぎません。同じ力は検索アルゴリズムに対してもかかっており、あなたが「#1」したという影響は、ほかの何万という「#1」といっしょにウェブに波及していきます。

難しい話のようですが、誰もがこれまでと同じようにウェブを閲覧し、ちょっといいなと思ったものに「いいね!」や「#1」をつけてゆくだけのことです。そうした一つ一つの行動がバタフライ効果となって、ウェブ全体に波及してゆく。

そんな可能性と楽しみが、この小さなボタンには含まれているのです。

special thanks:http://lifehacking.jp/2011/03/google-plus1/

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